長らく留守にしました。

認知症について綴りますと大層なテーマを掲げ、始めたHPでしたが、更新せぬまま6ヶ月が過ぎてしまいました。きっとその間の父の状況を、一番記さねばならなかったのでは・・・と思います。少しでも参考にして下さっていた方がいらしたら、何のお役にも立てませんでした事、本当に申し訳なく、お詫び申し上げます。

昨年、コロナ渦真っ只中の4月、グループホームに入所し、介護お手上げいっぱいいっぱいの状態だった私達に、少しの安堵と精神的余裕をもらえたのもつかの間、父の持病(脱肛)が悪化し、認知症もかなり進み、自身での処置ができなくなってしまいました。お尻の痛みと、微かに残る羞恥心、それらが何なのかわからない不安、父の苦しみは大変なものだったと思います。どうする事もできずに、床に伏す父の姿、あの時の光景を思いだすと、今でも胸が痛くなります。そんな毎日が、認知症の進行をますます進めていたのではないでしょうか。ホームの方に処置のお願いをしたのですが、それは医療行為にあたる。と言うことで、これ以上はお預かりできないので、医療付きの施設を探して下さい。と言われ、頭が真っ白になりました。何度か行政にも相談しましたが、結果は得られませんでした。全く頼りにならないのが現実です。手分けして探すも、悉く断られ、万事休す。自宅介護か、医療付きの老人ホームに切り換えようかと相談している時、誤嚥性肺炎で緊急入院になり、治療虚しく4日後
平成20年10月12日、孫、曾孫達に囲まれ90年の生涯を閉じました。
お疲れ様でした。父さん! 母の元にたどり着けたかな?

10人いたら、10通りの症状がある認知症です。誰一人同じ症状の人はいません。少しでもおかしいと思ったら、すぐに受診してください。
恥ずかしい事ではありません。早期発見、早期治療。
ご自身の為、家族の為ですから・・・

尚、このHPは引き続き、気まぐれに運営して行く予定です。
お時間のある方、また遊びに来て下さいね。  hiro&aimi